「非定型うつ病」の特徴は、本人にとって都合の悪いことに対面すると気分が沈み込んだ状態が続くものの、よいことや楽しい出来事があると、それまでの不調がウソのようにたちまち元気になるということです。しかしその元気も長続きはせず、またガクンと憂鬱な気分に戻る。こうした気分の浮き沈みが繰り返されます。こうした状況を周囲が見て、「あいつはうつ病みたいだけど、よく見ると元気なときのほうが多いじゃないかな。本当は仮病じゃない?」といった誤解を招き、患者に対する偏見に結びついていくのでしょう。

・抑うつ気分や死にたいという気持ちは目立たず、倦怠感や虚脱感、疲れやすさが前面に出る。

   ・会社を欠勤しがちですが、特に連休明けや月曜日に多い。

    ・週末は早起きして、外出やドライブといった気晴らし的な活動は活発にできる。

 ・他人を押しのけるほど自己顕示はしないが、プライドは高くそれを守るのに汲々としがちである。

    ・人の評価を極端に気にする傾向がある。 

  ・自分に対する罪責感があまりなく、どちらかというと「自分がこの状態になったのは、今の社会が悪い、会社が悪い」といった世間や他人を責める傾向がある。

    ・自分がうつ病ではないかという病識に乏しく受診しない場合もあるが、逆に自己診断で「うつ病」と称して受診することもある。

「典型的なうつ病」とは異なる多彩な病像を示すため、診断が容易ではなく、治療法の選択についても明確に定まっていません。また、「最近、現代型うつ病が増えている」という意見もあるようですが、正確な統計はなく、実態は不明です。しかしながら、昔と違って近年ではうつ病をはじめとした精神疾患に対する認識も変化し、受診に対する抵抗感も少なくなっているため、精神科医の間ではこういった患者が多く受診するようになったという感触はあるようです。うつ病にかかりやすい性格があります。まじめで几帳面、責任感が強く、頑張り屋がうつ病にかかりやすいと言われます。こうした性格の人は、がんばり過ぎて思わず無理をしてしまったり、とこ とん疲れるまで頑張ってしまうことも多いため、うつ病にかかりやすい性格であると言われていますが、うつ病はストレス処理能力を超えるストレスが持続した場合に起きるものですので、真面目であってもストレス処理が上手ければ大丈夫です。男女ではある程度の年齢までは男女差はありませんが、更年期以降は男性より女性の方が多いそうです。

続きは次回に!

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